08/04/03  ヤーノシュ・シュタルケル自伝

坊やだからさ……。愛育社です!

今日は小社の新刊『ヤーノシュ・シュタルケル自伝』をご紹介致します。
世界的なチェロ奏者である一方、海外では有能な教育者、そして文筆家としてよく知られてる、ヤーノス・シュタルケル氏。今回本邦初の訳出となる本書は、そうしたシュタルケル氏、自身の筆からなる自伝です(意味が重複しているというむきもあるかもしれませんが、本人が書かない自伝というものも世間にはありますから…)。ユーモアにあふれたその文章は、演奏家が片手間に書いた本とは一線を画す、文芸の域に達するものであり、まず序章からして、氏の胃袋を擬人化し、自らの生い立ちの語り部とするなど、創意溢れるもの。世界中を飛び回る過酷なコンサート活動の記憶や、自身の芸術に対する矜持、教育論、そして氏が1955年以来、世界四大陸でおこなってきた弦楽のセミナー『組織的な弦楽器奏法~Organized method of string playing』の公開記録、はたまた業界誌に発表された短編小説にいたるまで、レコードやCDからだけでは伺いしれないシュタルケル氏の魅力を余すところなく伝える一冊です。本書は、やはりチェロをたしなまれる、皇太子さまにも謹呈されたとか、されなかったとか。左翼・アヴァンギャルド・メルヘンを標榜する小社としては、珍しくロイヤルなアイテムです。
貴重な写真、図版も多数掲載し、巻末には、1947年から99年に至るまでの、詳細なレコーディング・データも収録!
監修は、シュタルケル氏の愛弟子、桐朋学園大学学長、堤 剛氏。
上製、406ページで2800円(税別)という、コストパフォーマンスの高さにも注目して下さい!
クラシックファンのみならず、全音楽ファン、そしてコアなシュタルケル・ファンからシュタルケル・ビギナーの方まで必携の一冊です!
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『ヤーノシュ・シュタルケル自伝』
ヤーノシュ・シュタルケル:著 石戸谷滋:訳 堤 剛:監修
B5判/406頁/2800円(税別)
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by aiikusha | 2008-04-03 22:33