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怒濤のパブリシティを展開しております、『ヤーノシュ・シュタルケル自伝』。
5月13日付け、読売新聞夕刊「文化 こころのページ」で紹介されました!

「大好きな日本で自伝」

 ヤーノシュ・シュタルケルは、1924年ハンガリー生まれのチェロ奏者。卓越した技巧と深みのある解釈で一時代を築き、数年前に惜しまれつつ現役を引退した。その自伝が、石戸谷滋訳で愛育社から出版された。
 シュタルケルの演奏は峻厳そのもので時に冷たい印象を与えるが、本書に収められた日記からは以外にユーモア好きで温かい人となりがうかがえる。一方、長年の演奏旅行の合間に書きとめたクラシック業界を皮肉ったエピソードは、自身を常に客観的に見つめる厳しさを感じさせる。
 本書を監修した弟子のチェロ奏者、堤剛さんは「優れた芸術家はバランスの取れた人が多いという見本。先日、外国での講習会でお会いしたら、大好きな日本で自伝が出ることを喜んでいた」と話している。
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by aiikusha | 2008-05-14 16:25
20世紀を代表するチェリスト、ヤーノシュ・シュタルケルがわが生涯を自らの筆で綴り、各方面から注目を浴びている『ヤーノシュ・シュタルケル自伝』。
今回、5月12日付け、毎日新聞夕刊 「記者が選ぶ 今週はコレ!」のコーナーで紹介されました!
選者は梅津時比古 記者。
以下、抜粋させていただきました。

 ”第二次世界大戦を生き抜いてきた演奏家だけに、この自伝は激しく劇的な人生の苦難の叙述にあふれている。それだけに、母国のハンガリーからアメリカに移った理由について語った言葉が身にしみる。
 『私は今から五十二年前に祖国を後にしたが、それは、ファシズム、社会主義、共産主義と政体が変わる中で、同じ人々が相変わらず権力の座にあるという事実に耐えられなかったからだ』
 それはまさに彼の音楽の本質を表す言葉でもあるだろう。
 末尾に彼自身が編み出した「組織的な弦楽器奏法」が加えられているのは、演奏家にとって福音だろう。”

どうぞ、ぜひ書店にてお確かめ下さい!
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『ヤーノシュ・シュタルケル自伝』
ヤーノシュ・シュタルケル:著
石戸谷 滋:翻訳  堤 剛:監修
A5判/上製/406ページ
定価:本体2800円+税

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by aiikusha | 2008-05-13 15:51
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今年3月に発売以来、往年のファンのみならず各方面よりご好評をいただいております、20世紀を代表するチェリスト、ヤーノシュ・シュタルケルの自身の筆によるその名も『ヤーノシュ・シュタルケル自伝』。
この度、5月11日(日)付け、日本経済新聞の書評欄にて紹介されましたので、ご案内させていただきます。

書評・執筆者は、京都大学准教授 岡田暁生 先生。

「……(前略)、これは一般的な音楽家の自伝とはかなり趣が違う。ありがちな音楽業界裏話の類はあまり出てこないし、自分の身に起きたことを網羅的に拾い集めて生涯を再現しようとする本でもない。」

「自分が世に生まれ、ヤーノシュと名づけられ、アウシュヴィッツの時代を運よく生き延び、チェリストとして大成したことすべてを、彼はただの偶然と考えているかのようだ。『チェロが人生の支えだった』という感動物語は出てこない。……(中略)、とぼけていながら真摯(しんし)で、淡々としていながら枯れていない。不思議な文体である。」

「本書には、どこまで本当でどこまで作り話なのか分からないエピソードが、しばしば挿入される。つまり一種の短編小説のようにも見えるのだが、特に(中略)終章(第13章)は、完全なフィクションである。……(中略)この第13章が、戦時中の悲惨な体験を綴った第1章と、オクターヴで呼応する。これは一人の音楽家の生涯についての『無調で描かれた幻想曲』である。」


『ヤーノシュ・シュタルケル自伝』
ヤーノシュ・シュタルケル:著 石戸谷滋:訳 堤 剛:監修
A5判/406頁/2800円(税別)

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by aiikusha | 2008-05-12 16:44